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2014/04/29

世界はナタを求めている!

みなさん、この美味しそうな食べ物をご存知ですか?



そう、ポルトガルの伝統のお菓子、パシュテル・デ・ナタです。
日本ではエッグタルトと言われますが、本場のそれはクリームがとろ~りとして外がサクッとしています。18世紀ごろにリスボンの修道院で最初に作られたという説が有名で、今でも毎日行列ができるほどの大人気店であるベレンのお店はガイドブックには必ず紹介されてます。


ただ、この写真のナタ(みんな略してこう呼びます)はベレンのお店のものではありません。
今回私が紹介したいお店は2011年にオープンしたばかりの"NATA Lisboa"。
"THE WORLD NEEDS NATA"というコンセプトのもと、この数年の間に3か国10店舗以上と拡大している、今とても勢いのある会社なのです。

そのビジネスモデルはフランチャイズ。


これまでナタ専門店としてフランチャイズで事業を拡大している会社はなかったため、
ポルトガルのビジネスが世界に広がってほしいと思う私にはとても興味があります。
もちろん、ここのナタ、味も本当に美味しいです。生地がベレンのものより少し軽い感じですが、世界中の人に愛される予感がする・・・そんなナタ。様々なメディアからも注目されています。


実は今月のELLE日本版にも、
NATA Lisboa パリ店が紹介されています。

















source: http://natalisboa.com/index.php/pt/


ポルトガル×フランス×日本ですでに繋がっています!!

開業時より世界を視野に入れているNata Lisboa、どんな経営者なのか気になっちゃいます。
いつかお会いしてみたいです。この方↓ (ポルトガル語のみでごめんなさい・・・)


https://www.youtube.com/watch?v=eAs7CiIN5co




これからポルトガルに行く予定のある方!
是非NATA Lisboaのナタをご賞味してくださいね。とてもおすすめです。
もちろん初めて行く方はベレンのナタもお試しください。

◆◆ NATA Lisboa | Castelo ◆◆
住所:Rua de Sta. Cruz do Castelo, 5 a 11 1100-478 Lisboa | Portugal https://www.facebook.com/NATALisboaPORTUGAL?fref=ts




ポルトガルは遠くて行けないな~という方
なんと日本でポルトガルの味をしっかり楽しめるお店が代々木公園近くにありますのでご安心を。
ナタ・デ・クリスチアノさん。お取り寄せもできますよ♪














住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-16 スタンフォードコート103
「代々木公園駅」より徒歩1分
http://www.cristianos.jp/nata/menu.html





The World needs NATA! 同感です。
一度食べたら忘れられないあの味・・・日本で流行るのもきっともうすぐ♪







このGWはポルトガルへ・・・
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2014/04/27

ポルトガルの都市

みなさんこんちには、さちこです。


昨日は休みの日にしては珍しく、
一日中東京をふらふらしていました。


GWが始まったからでしょうか、いつもに増して人が多かったです!
外国人観光客も徐々に戻ってきましたね~
日本政府によると昨年の外国人観光客は1000万人を突破したようで、
2030年までに年間4000万人まで増やす計画があるそうです。


でも、この数字、実はまだまだなんです。
観光大国フランスでは、なんと年間8000万人以上の外国人が訪れているそう!
4位のスペインでも、5000万人以上らしいです。
観光ビジネスが国にとって大きな収益になることは言うまでもありません。


さて、ポルトガルはどうでしょうか。


日本ではまだなじみは少ないですが、
実はヨーロッパの人たちにとって、ポルトガルは人気の観光地です。
特にポルトは「2014ヨーロピアン・ベスト・デスティネーション」にも選ばれたほど。
青い空と海、美しい太陽に美味しい食べ物、歴史的な建物・・・納得です。

http://m.youtube.com/watch?v=sHYCFDNBcQs

そして何よりも人々のこの笑顔!(youtubeにリスボンヴァージョンもありますよ)
http://m.youtube.com/watch?v=e1N8xFIBess

そこで今日はポルトガルの都市について少しご紹介。


ポルトガルの首都はリスボン、第2都市がポルトです。
人口約1030万人のポルトガルですが、その約60%以上がこれらの都市に集中しています。
EuromonitorInternational社の調べによると、2030年には71.4%以上に増加する可能性があるとのこと。これ、日本の都市化率とほとんど変わりません。むしろ少し高いくらいです。


その中でも、人口が増えているエリアが北のポルト近郊。
2010年から2030年のうちに人口増加率が高いとされる都市は、
1位がMaia(マイア)、2位がBraga(ブラガ)、3位がVila Nova de Gaia(ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア)です。
もともと、政治のリスボン・商業のポルトと言われるように、
ポルト近郊にはポルトガル企業の本社が多数ありますが、特に多いのはマイア地区。
観光の際には訪れることのないエリアですが、ポルトの港・空港があり倉庫なども多いので、ポルトガルビジネスには欠かせない場所です。
ポルト中心地からも車で15分程度なので便利です。


















もちろん、首都リスボンも欠かせません。 特に外国人にとっては、リスボンの方がビジネス環境が整っているとも言えます。 英語版ですが、なぜリスボンで起業したのか、世界の起業家のみなさんが語ってます。


http://m.youtube.com/watch?v=igHsnuR-6IY

どうすれば日本もポルトガルもより多くの外国人観光客とビジネスマンを呼び込むことことができるのか、興味のあるところです。





2014/04/19

ポルトガル経済 回復の兆し?

昨日、ポルトガル政府は約3年ぶりに国債入札を再開すると発表しました。
2011年に15%以上あった10年債利回りは、近頃3.6%台まで下がり投資家の注目を集めてます。

そもそも近年のポルトガルの財政の不健全さは、2008年のリーマンショックとギリシャ危機を期に浮き彫りとなりました。私も友人が職を失ったり、職を求めて海外へ渡ったりと・・・わりと身近に感じてきたので、こういったニュースは気になってしまいます。

リーマンショックが起こる前、他の国々と同様にポルトガルは巨額の財政赤字をいとわず景気刺激策をとっていました。ちょうどユーロが160円台のころです。経済成長率もプラスで推移してました。


しかしひとたびユーロ圏でのバブルが崩壊すると、同じユーロを使用しているからという安心感でこれまで南欧諸国に投資していたドイツやフランスが急に貸出を縮小したため、短期の貸出のロールオーバーをしようとしていたギリシャやポルトガル、スペインなどがたちまち窮地に立たされてしまったのです。特に政府の財政状態は不健全で、ざっくり言うとこれが発端となり、返済不能の危機がヨーロッパ全体の危機となって行きました。

ヨーロッパの経済危機は共通通貨ユーロが問題を複雑にした、ということは今更驚くべきことではありません。 ユーロ圏に入っていなければ、PIIGSと呼ばれてしまった国々はすでに破綻していたかもしれませんし、そもそも巨額の財政赤字になるほど借り入れることもなかったでしょう。

ユーロが導入される前から、共通通貨については問題が指摘されていました。
為替レートの調整機能がなくなったとき、生産性の高い国と同じように、生産性の低い国が成長できるかと言うと、やはりそう上手くいくものではなく、またドイツの賃金や物価が大幅に上がってポルトガルの賃金が下がりバランスがとれるようになったかというと、そんなことも起こりませんでした。

結局、ポルトガル国内の有能な人材は生産性の高い国に流れ、2005年の東欧諸国加盟による安い労働がEUに入り込み、ポルトガルは経済的停滞に苦しむことになったのです。

それがここにきて、やっと明るいニュースがちらほらと聞こえるようになってきました。
昨年の成長率も+0.6% と、長い間のマイナス成長から抜け出そうとしています。
今年5月中旬にこれまで受けていた金融支援の期限を迎えます。少し前までは、さらなる支援が必要かと示唆されていましたが、現在はポルトガルもアイルランドのように支援から脱却できるだろうという見方が強まってきています。

ただ、ポルトガルのみなさん!! 油断は本当に大敵です
私は彼らの陽気さが大好きですが、それとこれは別ものですよ~

ポルトガルは巨額投資のお陰もありインフラが整っていますが、労働生産性は高いとは言えず、経済体質の改善が急務となります。またアフリカ・ポルトガル公用語アフリカ諸国やブラジルとの対外政策に力を入れ、偏ったEU依存からも脱却しなければいけません。不安定な政治も問題です・・・。

と、ここまで長々とつづってしまいましたが、
それでも私はポルトガルはまだまだ面白いことをしてくれると考えてます。
問題がない国なんてないですからね。
人も国も、良いところを存分に伸ばしていけば、まだまだ成長の余地はあるものです♪











写真はアリアードシュ広場(自由広場)を見下ろすポルト市庁舎






2014/04/16

星の山脈チーズ

日本では美味しいものってどこでもいつでも味わえますが、
やっぱり季節のものが一番美味しいと思いませんか。


ぽかぽか陽気の春先に是非食べたいものがあるんです。


それはずばりチーズ!
それも牛ではなく、山羊や羊のミルクから作られるチーズです!


山羊や羊は春先に出産するため、この時期だけ原料であるミルクが採れます。
その採りたてミルクで作ったチーズが、春先から初夏にかけて市場に出てくるというわけです。


実はポルトガルにも最高級と言われる羊のチーズがあります。
それがケージョ セラ ダ エストレイラ queijo Serra da Estrela です。


ケイジョがポルトガル語でチーズ、
セラ ダ エストレイラはポルトガルで最も標高の高い山脈で、
直訳すると「星の山脈」という意味。ちょっと可愛いですね。


そんな地域で昔ながらの、しかもポルトガル独特な製法で作られているチーズなんです。
レシピはなんと2,000年(!)以上続いてるという説もあります。


お味の方はと言いますと、熟成が若いうちは酸味がありますが、
成熟してくるとそれはそれは深いコクのあるクリーミーな濃厚チーズとなります。














https://sites.google.com/site/quintadapovoadeprados/


ちょっとクセがあるかもしれませんが、とっても贅沢な気分にしてくれるチーズです。
パンやラスクと一緒に食べても美味しいですが、カステラの元祖と言われる ポルトガルのpão-de-lóと食べたらもうたまらない。


この美味しさを是非日本のみなさんにも味わってもらいたいのですが、日本で販売しているとこを見たことがありません。。


色々聞いたところによると、このチーズは伝統的な手法で家族経営の酪農工場が生産しているようですが、 段々と生産者の高齢化が進み、世代交代が上手くいってないとのこと。
そのため生産量も減り輸出することも難しくなってきてるようです。


そもそも日本で輸入チーズっていうと高いイメージがありませんか?
ヨーロッパに行ったことがある方は、チーズが安いと感じたことはありませんか?


チーズは繊細なため、輸入の際の輸送に手間と費用がかかります。
でもそれ以上に輸入の際に高い税率(なんと35%~40%)がかけられています。
もちろん国内の乳製品業界を保護するためなのですが・・・


日本は今EUともFTAを始め関税に関する様々な交渉をしています。
チーズもワイン同様に検討候補に入っています。 先日第5回交渉会合が終了したばかりですが、是非その後の動きに期待したいです。



生産量が減り希少なポルトガルのチーズ。
関税率引き下げによって日本のチーズ輸入量が増え、ポルトガルチーズ生産の活性化につながる日が来れば・・・なんて思う今日この頃です。












写真は、星の山脈 Serra da Estrela




2014/04/13

ポルトガルの大手企業

こんにちは、 さちこです。
春らしい陽気ですね。
ポルトガルの4月は少し雨が多めですが、それでも平均気温は15度くらい。
(写真は漁業町アヴェイロの4月。晴れていると本当に爽やか♪)


















さて、今日はポルトガルビジネスを語るため、まずはポルトガルにどんな企業があるのかEconomias社の2013年企業ランキングトップ10から見てみたいと思います。

1.Petróleos de Portugal – Petrogal エネルギー(ガス)会社www.galpenergia.com
2.EDP Serviço Universal エネルギー(電気)会社www.edpsu.pt
3.Pingo-Doce - Distribuição Alimentar 小売・流通会社(スーパー) www.pingodoce.pt
4.Modelo Continente – Hipermercados小売・流通会社(スーパー)www.sonaedistribuicao.com
5.EDP Distribuição – Energia エネルギー会社 www.edp.pt
6.Galp - Gás Natural エネルギー(ガス)会社 www.galpenergia.com
7.Transportes Aéreos Portugueses 航空会社 www.tapportugal.com
8.EDP – energias de portugal エネルギー会社 www.edp.pt
9.Repsol Portuguesa エネルギー会社(石油・ガス) www.repsol.com
10.Volkswagen Autoeuropa 自動車製造会社 www.autoeuropa.pt

なんだかエネルギー関連会社が多いですね。 このランキングは基本的には売上高でみているみたいです。正直、サービスレベルと売上規模はあまり比例のかな~と思ってしまいます・・・。ポルトガルにお住いの方ならこの気持ち、察していただけるのでは・・・?
ただ、3位と4位にランクインしている企業は、ポルトガル小売・流通業トップで国民からも信頼されています。

ということで、今日は4位のModelo Continenteを運営するSonae Distribuição社についてちょっと書いてみたいと思います。Sonae社はポルト近郊のMaia地区に本社があり、大型スーパーや大型ショッピングセンターを運営しています。年間売上46億ユーロで約3万人に近い従業員が働いています。
これ、人口約1,030万人のポルトガルにとってはすごいことです。
ちなみにEuromonitor社の調べによるとポルトガルの飲食料品小売市場の16.2%(2011年)を、大型スーパー業界の40.3%占めているとのこと、その規模の大きさがわかります。
大型スーパーの他に小型スーパーBom diaやカフェテリア、ドラッグストア、スポーツ用品を扱うブランドなど20以上のブランドを運営しています。


http://www.sonae.pt/en/brands/

なので、Sonae社が運営しているショッピングセンターに行くと、
スーパーContinenteで買い物してレジでカフェBombocadoのナタ(ポルトガルのエッグタルト)を無料で食べれる券をもらってお茶して、肌荒れ防止のためドラッグストアWell'sでクリーム買って、携帯の通話料チャージのためOptimusに行って、あ~フィットネスマットがほしいと思ってSportzoneでお買い物・・・なんていうことになります。

ところでポルトビジネススクールで学んでいたころ、マーケティングのクラスで教鞭を執ってくれた先生は、Sonae社のマーケティング部門のトップの方でした。興味深い話ばかりで、おそらく学校一人気のある先生なのではないかと思います。今では定番の"Eu Conto com o Continente" という、キャッチフレーズを考えたのも彼です。
https://www.youtube.com/watch?v=fhUQ163pZJs

このCM見ると、ポルトガルのチーズとワインが欲しくなりますね。


次回はその話題かな~





2014/04/05

ポルトガル +ビジネス事情 発信していきます


日本に戻ってきてから、3ヵ月とちょっとが経ちました。
ちょうどこちらは桜がきれいな季節。

う~ん、そろそろ何か新しいことがしたい!!
日本にいても、もっとポルトガルを感じていたい!発信していきたい!

という気持ちになり、この度ブログを開設することにしました。



ポルトガルに初めて出会ったのは、まだ10代の頃。


青い空と海、気持ちのいい太陽、おおらかでユーモアに溢れた人々、新鮮な海の幸とボリュームたっぷりな美味しい料理・・・・


初めてでもどこか懐かしくて、安心できる国。
これまで色々な国を旅しましたが、やはり私の中では一番!




が、少し前にPIIGSと呼ばれてしまったように、経済危機真っ只中な国でもあります。
ポルトガルもイタリアも、ギリシャもスペインも、どこも魅力たっぷりで、私が好きな国々なんだけどなぁ・・・



ともあれ、そんなポルトガルで日本人初のMBAを取得した経験を活かし、
みなさんに観光では感じられないポルトガル事情を紹介できたら、と思っています。


ブログ初心者ですが、
読んでてためになるになる、ポルトガルって面白そう!と思ってもらえるブログを目指します。


ではみなさん、これからよろしくお願いします。